分け目の薄毛

分け目は頭皮に負担?

薄毛

薄毛になりやすい髪型

髪の毛の分け目が薄毛になりやすい髪形、というのが実はあります。 それは髪の毛を引っ張ったり強く結ぶようなヘアースタイルで、それを長年維持している女性は年々そこが弱っていくのですが、若いうちは気が付かないので結構な年数そんな髪形をし続けてしまいます。 引っ張ってゴムなどで束ねるテールも、いつも同じ部分で同じような形状にしていると負担がかかる毛根、頭皮も一定の場所になり、何年後かにそこが薄毛になってしまうのですが、 それをトレードマークにしている間はなかなか他の髪形に変更する気にはなれませんし、学校でも教わらないので気にせずに青春を謳歌します。 「ツインテールの似合う子」という称号を手放したくないのか、たまには髪を下ろして外出したりステージに上がることなんか考えもしないので、はっきりと薄毛が目立つようになってはじめて後悔するのです。 「あのときツインテールをやめておけば」と後悔しても手遅れで、というのは大袈裟で、薄毛の兆候が顕れたらとりあえずヘアースタイルを変えて対策をすれば、それ以上薄くなることはまだ避けられます。 ゴムで縛るような髪形をしている女性はとにかくどこに負担がかかっているのかを考えて、常時負荷をかけないようにして下さい。 お団子頭もわりと薄毛に原因となるようですし、普段からそんな髪形を維持する必要がなければ何も付けずに自然のままの状態で過ごしてあげましょう。

頭皮への負担は良くない

子供の頃から頭皮の同じ場所に負担をかけているとどうして薄毛になるのか、そのメカニズムも簡単に説明しておいたほうがいいでしょう。 髪の毛を引っ張ることでその皮膚のあたりの血行が悪くなってしまいます。 それがどういうことかわからない人は、血の巡りが悪くなったのなら頭からの出血が少なくなってお得なんじゃないの、と不思議に思われるかもしれませんが、血が巡らなければ栄養も届かないのです。 毛根が活動して黒光りするような髪の毛を育成するためには栄養が欠かせません。 なのに頭皮を引っ張ることで血行を悪くし、栄養の補給を妨害すれば弱々しい毛根からか弱い毛しか育たなくなります。 丈夫な毛が育たないのでそこはやがて草木も毛も生えてこない砂漠のような不毛地帯と成り果て、頭皮が透けてみえるようになってしまうのです。 養分のない、届かない土壌では毛も育たずに枯れてしまうということです。 また髪の毛を引っ張ることでまだ元気な毛根からも抜けてしまうこともあります。 自然に抜け毛として去っていく毛なら仕方がありませんが、不自然な力を加えたせいで元気なものまで抜いてしまうのはとってももったいないことです。 ある程度の数がそうなるのは日常生活の中でも起こりうることですが、髪形のせいでその数が飛躍的に急増するのなら少し考えたほうがいいでしょう。 若いうちはあまり気にならないとしても、将来的に悩むことになるかもしれませんよ。

紫外線

紫外線を浴びすぎると髪の毛や頭皮の健康を害する恐れがありますが、人体の中で最も紫外線を浴びやすいのが頭頂部付近なので困ったものです。 毛がフサフサしていれば頭皮にまで届かないよう守ってくれますが、問題は髪の毛の分け目部分、地肌が露出している箇所です。 どんなヘアースタイルをしていてもたいがいのスタイルには分け目がありますし、これを完璧に避けるには帽子かヘルメットを被って外出するしかありません。 ですがファッション的にそれができない人もいますし、帽子を買うにもお金が必要なのであまり採用したくはない対策法かもしれません。 ではどうすればいいか、簡単な対処として「分け目の変更」があります。 毎日同じ分け目ですとそこにダメージが集中し薄毛の進行が早くなります。 それを回避すべくちょくちょく分け目を変えることでダメージを分散すれば、他の頭皮が紫外線の攻撃を受けている間にそれまで攻撃に晒されていた頭皮に回復する時間が与えられることになります。 そして今の分け目をしばらく続けてダメージが強くなってきたら、また別の分け目に変更してそれまでの分け目を休ませてやる、を繰り返すのです。 とにかく一箇所に負担を集中させなければ、人間の体は復活してくるのでこの作戦はなかなかいいのではないでしょうか。 分け目の薄毛が気になってきたら試してみてください。